2019.11.09 行って、見て、聞いてきた

ARバトルで新しいコミュニケーションの形を創出する!〝Graffity(グラフィティ)株式会社〟

「Graffity株式会社」行ってきた

みなさんこんにちは!「3rd Factory レポート」編集部のFです!

「挑戦・成長・進化」し続け、革新的な事業を展開している企業を全面的にサポートする、バンダイナムコアクセラレーター2019!このコンテストの採択企業に選ばれた5社を追っていく連続企画!

第2回目となる今回は、Graffity株式会社さんへ取材に行ってまいりました!お話をしてくれたのは代表の森本 俊亨(もりもと としあき)さん。

9月のビジネスプランコンテストでは、AR(拡張現実)の可能性や人と人との繋がりの楽しさをハートフルに語っていたGraffity株式会社。

今回は、ARゲームのこと、森本さん自身のこと、会社のこと、などなどじっくり掘り下げてお聞きしたいと思います!!

ARの力でコミュニケーションを変えていきたい!

——まずは、Graffity株式会社さんがどういう会社なのか教えてください!

森本:僕らは、「ARバトル」という新しいジャンルを提供している会社です。昨年12月にARシューティングバトルの最初のタイトルとなるペチャバトをリリースし、現在は新タイトルとしてHoloBreakという新しいARシューティングバトルを企画・開発しています。

——社名にはどう言った意味がありますか?

森本:最初に作ったサービスが「Graffity」という名前だったんです。AR時代のコミュニケーションのメインである〝場所に情報を落書きして残していく〟〝それを別の人が見にくる〟というサービスで、〝世界中に落書きしよう〟というコンセプトでした。それで、「落書き」という意味の英語「グラフィティ」になり、そのまま社名になりました。

——では、当初からAR技術を使ったサービスで何かやろうとしていたんですね。

森本:そうです!創業当時から目指しているのは、〝ARを使って新しいコミュニケーションを作っていきたい〟ということです。なぜなら、「VR」が発展していくと

VR上で出会う

VR上でコミュニケーションする

とか、ブロックチェーンが入ってくると

VR上で働ける

VR上に生活圏がある

ということが登場してきます。映画の『レディ・プレイヤー1』みたいな世界観で「仮想現実にいればいいじゃん」というふうな世界になっていくと思うんです。これは間違いなく一つの未来としてあると思っています。

——鋭い未来予測ですね…!

森本:だけど「それ〝豊か〟なんだっけ?」というのが僕らの問題提起でして。実際に人と会って話すのも楽しいし、実際に運動するのも楽しいはず。なのに家の中でずっとVR装置を付けて生活する世界は、本当に豊かなの?と。

——確かに、仮想現実の充実イコール、現実世界の充実とはまた違いますね。

森本:〝リアル〟ってなんなんだっけ…ということが考えられるなと思っています。リアルじゃないものが登場したら、新しくリアルというものが再定義され、リアルの価値ってなんだっけという議論が起こると。

そのとき、リアルをアップデートする可能性を持っているものが僕らは〝AR〟だと思っています。ARが人と人の繋がりに新しい要素を加えてくれる。新しいアクティビティ、会う理由を作ってくれる。だから僕らはARにフォーカスするんだ、そう決めてやっています。

ARのコミュニケーションの部分に豊かさの源泉があると思っているので、〝ARでコミュニケーションを変えていこう〟という想いで会社を設立して一貫してやっているという感じですね。

——なるほど。では、ARで新しいコミュニケーションの在り方を作っていくということで、ゲームにこだっているというわけではないんですね。

森本:そうですね。スタートは完全にSNS寄りだったんですよ。だけど、スマホARというところに限って見ると「スマホを持ち上げる」「アプリをつけて周りを見渡す」、この動作はめちゃめちゃ強いモチベーションがいるんですよ!

強い動機になる「ゲーム」というものがスマホARと相性がいいなと、それで最初に出したのが『ペチャバト』になります。非常に反応が良かったのでARバトルというものを追求していこう、と決め、次に『HoloBreak』というゲームも新たに作り、弊社でARバトルというジャンルを開拓しているところです。

——そういうコミュニケーションに注目されている森本さんなんですが、子供の頃はどんな感じだったんですか?

森本:そうですね。普通の野球少年だったんで、中、高と普通の学生として過ごしていました。一応、高校では生徒会長をしていました。目立ちたがり屋で、人よりも前に出ることに対する意欲が高かったです。

東大に落ちて、慶應に行くことになり目標を失ってしまったときに考えたことが〝とてつもなく大きな目標を持った方が人生豊かだな〟ということで、「総理大臣」「ノーベル賞」「起業家」という選択肢がありました。父親が経営者だったので、起業家の道が一番だなと思って、スティーブ・ジョブズくらいのレベルまで登ってやろうと。そこを目指して大学生活を送っているという感じでした。

——大きな目標ですね!ということは大学で就職活動もしなかったんですか

森本:そうですね、就活をしていないというか大学もまだ在学中で卒業してなくてですね。休学中です。学生起業をして、そのまま働いています。

AIを学んでいるときにインターンで色々な会社にお世話になって、株式会社ABEJAさんや株式会社PKSHA Technologyさん、(アトラクチャー株式会社の)中村さんと一緒にいた株式会社ドワンゴさんのAIラボなどを経由してAIの研究開発から事業開発まで研究させていただき、そして今回起業しているという感じですね。

『HoloBreak』に自信あり。先行体験で大好評!

新作『HoloBreak』を開発中のGraffity株式会社。世界初のARマルチプレイゲームとなった『ペチャバト』を越える、ARシューティングバトルの奥深い楽しさを追求しています。

『HoloBreak』プロモーション映像

——今回、アクセラレータープログラムで提案した『HoloBreak』は、リリースはされているんでしたっけ。

森本:それが、まだしていないんですよ。リリースはしていなくて、先行体験みたいな感じでやっています。リリース自体は来年夏ぐらいを目安に準備をしています。

実績として、「アソビル」という株式会社アカツキさんが運営している横浜駅直結のアミューズメントビルで2日間のイベントをさせてもらって、100名以上に来ていただけました。満足度も10段階中で平均9を突破して非常に大好評をいただきまして、いいもの作れてるなという感覚はすごくあります。

『HoloBreak』の対戦風景。みんなでわちゃわちゃする楽しさを最新テクノロジーがブースト!

『HoloBreak』のプレイ画面がこちら。スマホアプリのセンサーを活用して、現実世界がバトルフィールドへと変化!迫力あるバトルを場所を問わずに楽しめます!私も実際に遊んでみましたが、人間同士の駆け引きがとても楽しい!プレイヤーによって戦い方や装填する武器に性格が出るところが、ARだからこそのプレイ感覚だと思いました。

バンダイナムコアクセラレーター2019に採択されて変わったこと。そしてDemo Dayへ向けての取り組み。

——バンダイナムコアクセラレーター2019に応募したきっかけを教えてください!

森本:社員から「こういうのがあるよ」と教えてもらい、その瞬間に「よし、応募しよう!」となりました。

——採択されたとき、周囲から反応はありましたか?

森本:めちゃめちゃありました!自分たちの時価総額が上がった感じがしましたね。スタートアップだとリソースが限られてしまうので、バンダイナムコさんのようなネームバリューの大きな会社と組むことができるというのはすごい価値がありまして。

僕らのARゲームの延長線上にはIPとのコラボが必ずあるじゃないですか。そういう未来を見られるという意味ですごく良かったです。僕らとしては一番良い相性の連携なんじゃないかなと思いますね。

——アクセラレータープログラムに採択されたことで、描いている事業の青写真はどういったものでしょうか?

森本:そうですね。「MAZARIA(マザリア)」や「VS PARK」に最終的には常設という形で『HoloBreak』というコンテンツを入れていただけないか、というのがあり、実証実験のような形のものをDemo Dayまでにできるようにしています。もしDemo Dayまでにいい結果が出ているのであれば、ぜひ常設の意思決定をしていただきたいなということで、会社一丸となって一緒にやっています。まずはそこがマイルストーンかなとは思っています。

Demo Dayへ向けての実証実験を経た『HoloBreak』のさらなるパワーアップ、そしてGraffity株式会社の未来に期待ですね!

それではまた次回の企業紹介でお会いしましょう!