2019.10.25 作りたいから作ってみた

『CEATEC 2019』で「アルゴロイド」の〝今〟を聞いてきた!

CEATEC 2019「アルゴロイド」

どうも!「3rd Factory レポート」編集部のFです!

前回の記事で紹介したCEATEC 2019は盛況のうちに終了。ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました!!

会場の〝共創ゾーン〟では「アルゴロイド」の展示もあったんですが、ご覧になりましたか?商品化に向けて日々進化しているアルゴロイドですが、ぶっちゃけ「アルゴロイド」は今、どうなっているんでしょうか…。

「アルゴロイド」開発者・豊田さんの姿が見えたので、気になる開発状況をお聞きしたいと思います!!

豊田さーん!よろしくお願いします!!

豊田さん直撃インタビュー!アルゴロイドの現状は!?

——前回のCEATEC 2018でも豊田さんにお話を伺ったのですが、そこから今回の「アルゴロイド」はどういう進化をしているのでしょうか?

豊田:実はですね、ものすごく進化しているんですが、展示しているものは去年とほぼ一緒なんですよ。

——ええーっ!?

豊田:具体的にいうと「自分でプログラミングをして、そのプログラミングを動かす」という状態が開発の方では既にできています。が、ここに展示しているものはSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)で展示したバージョンを日本語化しただけのものなんですね。

なぜかといいますと、CEATECはビジネスパーソンが集まる場所ですので、お客様へ商品をお渡ししても「いやいや、いきなりプログラミングは無理!」みたいな形になってしまうだろう、と。なので場に合わせて〝見世物〟に限定したというのが今回の展示でございます。

実際には開発が進んでいますので、タブレットなどをスタッフが持って「プログラミングは、実はこんな風に組めるんですよ」ということを手元でお見せすることができるようにしました。

豊田:タイトル画面から、プログラム画面へ行きますとこんな感じですね。

これがデフォルトで入っているプログラムで、例えばオオカミを選んで編集ボタンを押すと、実際にプログラミングをすることができるようになっています。「攻撃プログラムと移動プログラムの二つを組む」という感じですね。

プログラムが出来たら送信ボタンをポチッと押すと、他のアルゴロイドと接続してバトルできるというところまで作れています。

——おおお~!すごい!

豊田:今できているのは1対1で相手を倒すバトルなんですけど、このあと2対2のチームバトルだとか、相手を倒す以外のルールを作っていく予定です。

あとは1人モードですね。今は2人でしか遊べませんが、1人でシナリオをクリアしていくタイプのモードをこのあと作っていこうかと。

——なるほど!プログラムが手元で動くところまで進んでいることにビックリしました。

豊田:そうですね。基本の部分はできましたので、それに肉付けをしていくステップになります。

——SXSWの頃から既にほぼ完成はしていたものの、あとは調整の段階に入っているということですね。

豊田:これからが大変とも言えるんですけどね。このあとの肉付け次第で製品のバリューが変わってきますので。

現状のルールですと、2人でしか遊べないとか単純なバトルしかできないということなのであまり継続率が期待できないと思うんですが、1人でも遊べるとなれば「とりあえず1台買ってみようかな」とか、家族4人で遊んだりできるようになるので、やはりこれから重要なステージに入っていくと思います。

——まだ発売日は未定だと思うんですけど、実際に発売される形としてはどういうイメージですか?アプリだけを配信するのではなく、もちろんロボットカーの部分も出ると思います。展示してあるようなバトルフィールドはどうなるのか?とか色々気になるんですが、イメージみたいなものを伺えれば。

豊田:イメージとしては、ロボットカーをお店で買っていただいて、アプリはスマートフォンのストアからダウンロードするという割と普通の形です。それを基本として、それ以外の展開も模索中という感じですね。

——なるほど!

豊田:特に単純なおもちゃではなく、教育用の教材になっていますので、従来のおもちゃと同様の売り方ではお客様にリーチしないしアピールできないのではないかと。普通の売り方もするんですが、やはり別の形での宣伝の仕方や販売の仕方を考えていきたいと思っています。

——体験会で遊んでくれた子ども達の反応が結構いいと聞いていますが。

豊田:はい、意外にね~(笑)。

——意外(笑)!

豊田:体験してくださったお子様には本当に気に入っていただいているので、まずは体験していただけるお子様を増やしていくのが最初のステップになるのかなと思います。やっぱり一枚の絵や15秒のCMでは伝わらないのも事実なので。

今回のCEATECへ出展しても、第一印象で「ラジコン」だと思う人が半分、「いわゆる教材用のロボットね」と思う人が残りの半分。プログラムとは言っても「3歩進んで、右に曲がって、さらに2歩進む」みたいな「手順型のプログラムのロボットでしょ?」と思われてしまうんです。

——はい、はい。

豊田:「アルゴロイド」は、あらかじめ「何歩進んで」ということが決められているわけではないんです!敵を探して、敵の状態に応じて、プログラムが制御・判断をしています。今までの教材とは違う、今までのラジコンのおもちゃとも違う、というところをぜひ知ってほしいですね!

こちらは基本として入っているパイロットの一人、「オオカミ」のプログラム画面。敵との位置関係から条件分岐するプログラムを、攻撃・移動それぞれ編集できます。

——そろそろ最後になりますが、「アルゴロイド」は何歳くらいから遊べるように設計されているんでしょうか?

豊田:メインターゲットは小学3~4年生ですが、小学1年生から中学3年生まで楽しめると思います。意外と女の子も楽しんでくれますね。

——では、キャラクターがこれから増える予定はありますか?

豊田:みなさんの応援があれば、きっと増えます!

——ありがとうございます!

大公開!「アルゴロイド」ブースに張り巡らされた驚きのテクノロジー!

ここで豊田さんから「アルゴロイド」ブースの、ある重要な設備についてのお話が…。なにやら天井に秘密があるようです。

豊田:天井に長方形の白い板状のものが付いていますけど、あれが実はWi-Fiのアンテナです。

——あれがアンテナ!

豊田:これは学校の講堂とか、広い場所で使うための特殊なビジネス用のアンテナで、こちらとそれに繋がっているLANルーターを株式会社バッファロー様から無償で提供いただき、使わせていただいております。

——どうしてそういうコラボが生まれたんですか!?

豊田:去年のCEATECと、SXSWで無線の遮断が発生してしまったんですよ。こういった展示会場では通常ではありえないくらい無線の電波がブワーッと飛んでいて、接続に障害が起きてしまうんですね。そこで、民生用ではない強力なものをお貸しいただいたんです。実は、SXSWの会場にバッファローの現地法人の社長さんがいらしてたんですよね。

——なるほど、海外でそういう縁が。

豊田:天井に張ってあるシートと、側面のシートも〝電波吸収素材〟という特殊な素材で作られてます。実は天井からの反射波がすごく多いらしいんですね。それぞれのブースが無線を使って天井にぶつかって降り注いでくるんです。それをここで吸収しているわけです。

ブースにはしっかりと、深紅に輝くバッファローのロゴがありました!

いかがだったでしょうか?これにて今回のCEATEC 2019レポートは終了。CEATEC 2019は大好評の内に幕を閉じました!来年のCEATECにも今から期待ですね!そして、「アルゴロイド」のさらなる進化をまだまだ追い続けていきますからね!!

ロボ先輩も「アルゴロイド」のブースに心を躍らせていたようですよ!

それではまた次回!

アルゴロイド公式サイト