2021.03.29 行って、見て、聞いてきた ◆eduコン  

「eduコン」の同梱教材マンガについて、マンガ制作会社エコーズさんに聞いてきた!

教材マンガについて聞いた!

こんにちは!「3rd Factory レポート」編集部です!

去年秋にお伝えした子供用学習用端末「eduコン」の続報をお届け!

今回は「eduコン」に付属する教材マンガの制作をされた担当者さんに、詳しくお話を聞けるということで「エコーズ株式会社」さんにやってきました!

「エコーズ株式会社」さんは、バンダイナムコグループとスタートアップ企業がタッグを組んで、新たな事業創出を目指すアクセラレータープログラム〝バンダイナムコアクセラレーター2018〟に参加していた会社です!

マンガ投稿プラットフォーム「マンガハック」を運営されていて、3rdFactoryでは詳しく事業内容を聞いたり4コママンガを添削して頂いたりしていました!

今回はそんな「エコーズ株式会社」の代表取締役・芹田さんに「eduコン」に同梱されている2つのマンガの制作過程についてインタビューいたしました!

エコーズさん、「eduコン」教材マンガについて教えてください!

——芹田さん、今日はよろしくお願いします!すごくお久しぶりじゃないですか?最近のエコーズはどんなことをされてるんですか?

芹田:よろしくお願いします!この頃は自社でのマンガ出版だけでなく、他の会社さんと一緒にコラボしたマンガのプロデュース企画をやっていますよ!(※手に持っている緑色の機材は、今回のパソコンの試作品です)

——どんなコラボをされているんですか?

芹田:「最響カミズモード!」というアニメをコミカライズして、マンガ動画を作ってYouTubeで配信したりしています!アニメと連動した企画ですね。詳しくはYouTubeを見てください!

——了解です!今回お話頂きたいのは「eduコン」のマンガについてなんですけど、こちらの制作もされているんですね!

芹田:そうなんですよ!

——先日、「eduコン」を追って「EDIX東京」のアーテックさんのブースを見にいったら、謎のマンガ教材に「編集:エコーズ株式会社」って書いてあったので驚きました!驚いて話を聞きに来ちゃいました!

芹田:ビックリしました?経緯からお話しますと…ある日、バンダイの担当さんから、新規事業で子供用の学習端末を開発するというお話を伺いまして。子供たちが自ら楽しんで学べるようなものを作れないかなぁ…?という相談を受けたんですよ。

——なるほど。バンダイさんからのお声かけだったんですね。

芹田:そうです。バンダイさんが「eduコン」で子供たちに何を学ばせるかと、同梱する教材の内容を決める役割も担っていたので、それらを考えるタイミングでご相談いただきました。バンダイの担当さんと色々とディスカッションを繰り広げまして。その結果マンガを読みながら、自学自習できる教材があったら面白いんじゃないかという話になりました。

——最初からマンガを作ろう!ってスタートした企画ではなかったんですね!

芹田:はい。どうしたら子供が楽しめるか、というところから入ってマンガ教材に着地した感じですね。マンガにしよう!と決まったあと、子供に何を学ばせるかというのを精査しました。結果的に「タイピング」と「プレゼン」を学習できるマンガに決定したんですけど、その内容を決めるだけで3~4ヵ月かかりました!

——そんなにも!

芹田:内容を決めるまでにはアンケートやインタビューで調査を重ねました!子供向けのプログラミングやPC学習の教材は世の中にわりとあるんですよ。でもそのレベルに行きつくまでの、初歩的なことを教えてくれるような教材はあまりないことがわかりました。

でも基本の力をつけるのは何よりも必要不可欠だと思って。かなり難しいけれど、やってみる価値はある!ってことで、まず「タイピング」、そして人に物事を伝えるうえで欠かせない「プレゼン」という内容に決定しました。このふたつって社会人になっても絶対必要じゃないですか(笑)。

——確かにその通りです…。それでは、今回はそのふたつのマンガについてお話をきかせてください!

タイピングが学べる!「タイピングじ~ちゃん」誕生秘話!

——かなり個性的なキャラクター、じ~ちゃんが目を引きますよね…。どうして「じ~ちゃん」をメインにしたんですか…?

芹田:子供をモチベートするのは、とても難しいということを調査で感じていたんです。可愛らしいキャラクターが出てきただけでは、子供のモチベーションを上げて自主的に学習させるのは難しい…。ガツンとインパクトがあって、「えー!なにこれ!」って食いついてもらえるキャラクターをメインにしないと厳しいな、という考えがありました。

打ち合わせをするなかで、メインはより身近に感じられるキャラクター、「家族」の中の誰かにしたらいいんじゃないかっていう案が出て。それなら「おじいちゃん」だ!!!そして、ストレートに「タイピングじ~ちゃん」くらいわかりやすくしよう!って具合に、あの「じ~ちゃん」が爆誕しました!

——確かにわかりやすくて、子供の心にもささりそうです!

芹田:「じ~ちゃん」にすると決まって、とんとん拍子にわりと攻めたギャグマンガになっていって。初期段階でちょっと心配になって、バンダイさんに「ギャグ、攻めすぎですかね~?」って相談したんですけど「いや!このくらいでいってみましょう!」って言っていただきました(笑)。そのあとアーテックさんにも見せたんですけど、すんなりOKを頂けたんで、どんどんギャグ要素が増えていきました。

——アーテックさんは、ほぼNGは出してないと言われてましたね。

芹田:そうなんですよ。エンターテイメント的要素はお任せ頂いちゃいました。

——マンガ家さんはどのように選ばれたんですか?

芹田:絵のテイストと、子供向けやギャグ要素が向いている何人かの方にお声かけして、スケジュールなどを加味して決まりました。

モチーフはツタンカーメン!「プレゼンキング ツタンワールン」誕生秘話!

——「プレゼンキング ツタンワールン」の方は、「タイピングじ~ちゃん」とはまた違ったテイストのマンガですよね。

芹田:同じテイストのマンガが2本あってもつまらないだろってことで、内容も絵も全く別のテイストにしました。「ツタンワールン」のほうは現代っぽい感じに寄せて、マンガ家さんも今風の作画テイストの方にお願いしました。

——なぜモチーフが「ツタンカーメン」になったんですか?

芹田:やはりこちらも子供にインパクトを与えられる、興味を持ってもらえるモチーフがよかったんですよ。「タイピングじ~ちゃん」ってタイトルが結構わかりやすく、同時にインパクトを与える系だったので、こっちもそのくらいわかりやすいタイトルにしたくて。色々案を出したんですけど、プレゼン=伝える(伝わる)なのでシンプルに「ツタンワールン」にしよう!って話になったんです。で、「ツタンワールン」って「ツタンカーメン」っぽいからメインキャラクターが「ツタンカーメン」になりました(笑)

——タイトルはじまりだったんですね!

芹田:はい。なので「ツタンカーメン」風のキャラ付けにしていこうかという話で、古代エジプトや冷凍睡眠を駆使して子供にウケそうな設定をつけました。ちなみに「ツタンカーメン」風の細か~~い衣装や飾りの作画が大変すぎる!って途中で作家さんが困ってました(笑)。「デザインはめちゃくちゃ気に入っているんですけど、毎回描くの大変ですね…」って…。

——確かに古代エジプト風の細かい衣装が印象的ですよね…。

芹田:それでも最後まですごく楽しそうに描いていらっしゃいましたね!

ふたつのマンガのオススメポイント!

——今回はマンガの間に、学習のページなどが挟まっていますよね。マンガ家さんに依頼されるときはどのようにされていたんですか?

芹田:今回は、キャラ設定、ストーリーの原案や流れ、教材のページを挿しこむタイミングなどをこちらでカッチリ決めてからマンガ家さんに依頼という方法をとりました。バンダイさんとエコーズがマンガの骨組みを作って、それを元にマンガ家さんに面白く肉付けして膨らませてもらった形ですね。

——ふたつのマンガを制作するうえで、苦労した点などありますか?

芹田:完成前の段階で試験的に子供に読ませたりしたんですけど、ネームの段階で子供たちがツボってくれるかが決まるんですよ。マンガを読まなくても、絵から興味を引くか否かってところを念入りにチェックしました。前回のネームは反応よかったのに、修正後のネームは微妙…みたいなこともあって…。よりキャッチーな表情のコマを入れて調整したり、奇抜な洋服を着せたりと子供たちを飽きさせないようにする工夫は結構苦労しましたね。

——そうなんですね。真面目な教材ページと、はっちゃけた感じのマンガページの温度差が絶妙だと思ったのですが、何か工夫などされましたか?

芹田:教材とマンガのページが分断されている教材はよく見かけるじゃないですか。それだと子供たちは自主的に学ばないだろうな…というのがあったんですよね。なのでマンガの途中に教材が挟まっていて、流れで理解できて、最後のページでガッツリ学べる、という方法をとりました。

——なるほど…。考え抜かれて作られているんですね。…ちなみにそれぞれのマンガでイチオシのコマはありますか?

芹田:え~とですね…「タイピングじ~ちゃん」の推しコマはコレです!

「じ~ちゃん」からショートカットキーを教わるところですね。髪の毛がバッサリ切られちゃうシーン!(笑)

ちなみにバンダイの担当さんもこのコマと、疲れるのが早いじ~ちゃんのコマが推しらしいです(笑)。

——制作陣からの絶大な人気を誇るコマ!「ツタンワールン」の方はいかがですか?

芹田:「ツタンワールン」はすごく迷ったんですけど…コレ!表情がめちゃくちゃ気に入っています!

バンダイの担当さんは2巻の男前なツタンワールンが好きだって言ってました(笑)。

——どのカットも本当に表情豊かで目を引く工夫がされていて、子供たちの心にミラクルヒットしそうです! このマンガを読むことで、子供たちにどんな影響があったら嬉しいですか?

芹田:純粋に、タイピングできるようになろう!!プレゼン資料作ってみよう!!って思ってくれるだけで嬉しいですよね。このマンガが、パソコンとかITに興味をもつキッカケになってくれたらいいですよね。

——アーテックさんも「キッカケ」になったら嬉しいと、同じようなことをおっしゃっていたので「eduコン」やそのマンガ教材にのせる思いは一緒ってことですね。

芹田:そうですね!

あと…バンダイさんとエコーズってところで考えると、バンダイナムコアクセラレーターをご縁にしてお付き合いを始めたんですが、今回一緒に新しいチャレンジができたことはすごく嬉しかったです!「eduコン」のマンガ教材でも、まだチャレンジしたいことはたくさんあるので、このプロジェクトが長く続いていければいいと思っています!

——今後の展開に期待大ですね…!ありがとうございました!

いかがでしたでしょうか?今回は教材マンガについてのお話をたっぷり伺いました。

開発や制作のお話を聞くたびに発売が待ち遠しくなってしまいますね!

そんな「eduコン」はついにクラウドファンディングがスタート!

https://camp-fire.jp/projects/view/338165

そして「eduコン」の魅力がたっぷりわかるYoutube動画撮影レポート

「「eduコン」YouTube撮影現場に潜入してきた!」

もぜひチェックしてください!

今後も「eduコン」に何か動きがあればすぐに駆けつけて、みなさまにお伝えしたいと思います!

それではまた次回お会いしましょう!!