2020.09.24 行って、見て、聞いてきた ◆ミニパソコン  ◆ラズパイ  ◆子ども用パソコン  

子供専用パソコン「eduコン」を追って「EDIX東京」に行ってきた!

子どものための学習ハードウェア
eduコン登場!

みなさんこんにちは!「3rd Factory レポート」編集部です!

ちょっとご無沙汰なレポート、今回は幕張メッセからお届けします!2020年9月16日から18日まで、「第11回 教育 総合展【EDIX東京】」というイベントが行われました。

【EDIX東京】みなさんはあまり聞き覚えのないイベントかもしれませんが…実は、大学や小・中・高校、教育委員会、塾、予備校、専門学校などの職員&教員が来場する、教育分野における日本最大の総合展なのです!

参加している企業や団体は、約190!学校や教育現場で役立つ製品や、サービスが数多く出展されているんですよ!

そんな教育のスペシャリストたちが会するイベントに、株式会社バンダイ、エスリル株式会社、株式会社アーテックという3社の共同研究により開発された、子供用パソコン「eduコン」が出展されると聞きいて駆けつけました!

本日は、出展ブースにて「eduコン」のお話をじっくり伺い、みなさんにレポートをお届けしたいと思います!

「eduコン」を求めてアーテックさんブースへ突撃~!

やってきたのは株式会社アーテックさんのブースです!アーテックさんは、学習用ロボットの基板やシステム、プログラミングキットなどを開発し教育の場に提供したり、こども向けプログラミング教室の運営、そして教育コンテンツや教育教材を全国に展開している会社。いわば“教育&教材コンテンツ”のスペシャリスト!

今回レポートする「eduコン」以外にはロボットを作れるキットや、プログラミングカーを使った学習プログラムなんかが展示されていましたよ!

そして見えてきました。お待ちかね「eduコン」です!

一般向けには初のお披露目というだけあって、展示ブースの前には来場者やプレスの方々が次々と訪れていました。

子供たちのために開発された、子供専用パソコン!

今回「eduコン」を紹介してくれるのは株式会社アーテックの担当者、小松哲也(こまつ てつや)さんです!

――今日は「eduコン」についてたくさんお話を聞かせてください!まず簡単に自己紹介をお願いできますか?

小松:株式会社アーテックの企画室 開発チームの小松です。

ロボットを動かすような教材とか、中学校の技術科で使われるようなもの、動かすのに知識が必要なものや、ITC教材の開発をチームで担当しています。

チームの中にはハードウェアの設計者やプログラミングのエンジニア、メカの設計をするメンバーがいて、私はその統括をしています。

――そもそものお話なんですけど…「eduコン」って一体なんなんでしょう…?

小松:子供たちのために開発された学習用ハードウェアです!子供たちが1人1台パソコンを持つという時代に向けて、普段使いしやすい専用のハードウェアと、それに合わせて日常シーンで役に立つパソコンの基礎スキルとITスキルを学べるソフトウェアを開発したんですよ。

パソコンと言っていますが、「eduコン」ができる使い方のひとつが「パソコン」としての使い方で、その他にも色々な学習や体験ができる端末なんです。子供たちの知識レベルによって、使い方もどんどん発展していくんですよ。

――子供専用ということで、サイズもポータブルゲーム機くらい!子供の手でも持ち運びやすそうですね!

サイズ感は社内でもかなり協議しました。7インチじゃ小さいんじゃないかとか、10インチくらいあった方がいいんじゃないか、とか…。でも「手に取りやすく、手軽に持ち運べる」というのを追及したらこのサイズになりました。

「eduコンは」小学校3年生~高学年向けなのでちょうどいいサイズかと思います。

――他のスペックってどんな感じなんですか?

小松: 玩具メーカーから発売されているいわゆる「ジュニアパソコン」とは違い、かなり本格的なんですよ!搭載されているのはRaspberry-Pi Compute Module 3+ Lite。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 13.jpg です

ディスプレイは7インチと小さいながらも、タッチパネル機能つきです。

USBポートが3つ付いており、キーボードやマウスなどは市販のものが接続可能!

屋外に持ち出すときには、単3電池6本で動作可能です!OSや必要なソフトはもちろんインストール済みで、子供たちが手にした瞬間から使用できます。

子供専用でも頭脳は大人!? 可能性は無限大!

――「eduコン」がどんなスペックを持つ端末なのかがよくわかりました!次はこの中身の話を聞きたいのですが、「eduコン」ではどんなことができるんですか?

小松: eduコンの中身、すなわちソフトウェアですね。

まず第1弾として予定しているのは、タイピングスキルとプレゼンスキルを学ぶことができるコンテンツです!

キーボードの基本的な扱い方とか、ワープロソフトやプレゼンソフトの使い方が学習できます。

あとはゲーム開発や、ロボット製作、プログラミングといったコンテンツなんかも検討しています。

そして、まだ未定ではあるんですけど、電子工作ができたり、マイクロスコープやセンサーをつなげて理科の実験や観察のようなことができるコンテンツも追加しようかと考えています!

「eduコン」はパソコンスキルやプログラミングの学習用端末という枠に留めず、子供たちが楽しみながらSTEAM(Science・Technology・Engineering・Art・Mathematics)を学習できる大きな枠でのパッケージ化を目指しています。

――本当に色々な事ができるんですね!でも、いきなりゲーム開発とかプログラミングって難しくないですか…?

小松: 初めてパソコンに触れる子供たちも楽しく学習できるように、エンタメ要素たっぷりの教材を同梱しています!

株式会社バンダイさんが本気で子供たちのことを考えて企画、制作、監修を行ったオリジナルマンガ教材です!タイピングやプレゼン資料作成のスキルといった日常で使えるITスキルが、知らないうちに身につくんですよ。

――なるほど!小学生が日常で使えるITスキルを楽しみながら学べるというコンセプトですか。・・・子供の心に響きそうなギャグを入れながらも、めちゃくちゃしっかり学習できそうです!このマンガを初めてご覧になったとき、どう思われました?

小松: このマンガは子供がすごく興味をそそられるんだろうなと。

正直…教材メーカーとしてはあまり挑戦したことのないようなギリギリ路線の「ギャグ」や「ネタ」が散りばめてあってある意味衝撃を受けました…!今までの慣例上、学校や塾に納める真面目な教材しか作っていなかったので、そこまで振り切ったものを作ろうという発想がなかったんですよ。

でもバンダイさんはそこを振り切って作ってくれました。確かに衝撃だったんですけど、こういう文化も入れていかなきゃね、ってことで振り切った部分をそのままに、教育現場での使用を想定して補足をしつつ完成させました。

バンダイさんが今回制作してくださったようなエンタメ要素は、我々では作れる余地はなかったので、その部分に関してすごく刺激をもらいました!

――この謎多きマンガ学習教材・・・。制作に関わったメンバーはいったい何を考えて作ったのか・・・。とても気になるので、いつかこのマンガについても取材してみようと思います(笑)

10月末にはクラウドファンディングがスタート!

――10月からクラウドファンディングをされると伺いました!詳しく教えてください。

小松: 10月末を予定しているのですが、今まさに社内で色々揉んでいる最中です!

基本的に、アーテックの教育に対する姿勢をみなさまにお伝えするためのクラウドファンディングと考えています。我々がまったく新しい取り組みをしているということを知ってもらいたい。単に支援金を集めるとか、この商品をそこだけで売るためだけではなく、我々の教育への理念にすこしでも共感してくださる方が増えるといいなと思っています。

――では最後に「eduコン」への熱い思いをお願いします!

小松: 「eduコン」は子供の教育に対する意識がガラッとかわるキッカケになるんじゃないかと思いますし、そうならないといけないと思っています。

アーテックは創立60年なんですけど、昔は画材アート分野の学習教材を主に作っていたんです。時代の変化に合わせて取り扱っている商材も拡大していき、この頃はIT分野にも進出しているわけですが、自社で学習端末を作るというのはアーテックがIT分野において積み重ねてきたものの集大成としての意味合いが強いです。

「eduコン」が子供たちの学習の入口になることは大前提として目指しているんですけど、もし将来IT開発者の中に、子供のときに触れた「eduコン」がその道を目指すキッカケになった…なんて人が現れたら素敵ですよね。

――ありがとうございました!

「eduコン」の発売予定は2020年冬!

「3rd Factory レポート」編集部 は「eduコン」の開発&発売を追ってこれから様々な場所からレポートをお届けする予定です!

次回は「eduコン」を子供になった気持ちで実際に触り倒し、その様子をお伝えしたいと思います!

みなさん、ぜひ楽しみにしていてくださいね!