2019.05.10 行って、見て、聞いてきた

英会話をAIでもっと身近に!株式会社マインド・アーキテクトのその後を追った!

株式会社マインド・アーキテクトのその後を追った
株式会社マインド・アーキテクトのその後を追った

こんにちは!「3rd-Factory(サードファクトリー)レポート」編集部のYです♪

バンダイナムコグループと起業家が新ビジネスの共創を目指すプログラム、〝バンダイナムコアクセラレーター2018〟。早いもので、プログラムの成果を発表する「Demo Day(成果発表会)」から約3か月が経ちました。その後、参加した6チームはどう進化しているのか?……と気になった我々は、各チームの「今」を聞きに、さっそく取材に行ってまいりました!

※参照「新たな「挑戦・成長・進化」が形に!〝バンダイナムコアクセラレーター2018〟成果発表会潜入レポート!

決まると早い!スピード感あふれる開発秘話
MIND ARCHITECT(マインド・アーキテクト)

株式会社マインド・アーキテクトは、主に機械学習(AI)を用いたシステムの構築、及びソフトウェアの制作をしている会社です。

※参照「ソーシャル・ワークシェアリング「辞書」のスゴさとは!? 目標は世界一の辞書保有企業〝株式会社マインド・アーキテクト〟

バンダイナムコアクセラレーター2018のDemo Day

バンダイナムコアクセラレーター2018のDemo Dayでは、 「ロールプレイングを通じて英会話ができる音声認識アプリ」を発表。実機を使用して、自分の英語の発声をアプリに認識させることで、ロールプレイングがどのように進むのかを実演しました。ゲーム感覚で英語が学べるため、楽しく学べることはもちろん、自分の発音が客観的にどう聞こえているのかもAIが判定。また、相手が機械であることから、発音に自信がない方でも恥ずかしがらずに利用できるという画期的なアプリでした!

株式会社マインド・アーキテクトへ!代表の松野さん・役員の大浦さん

ということで、株式会社マインド・アーキテクトへ!代表の松野さん・役員の大浦さんにお話を伺いましたよ~。

――Demo Dayの際、ほかのチームが録画映像を流すなか、唯一「実機」を使って実演発表をされていたのが印象的でした。アプリが形になったのはいつ頃だったのでしょうか?

松野 実は年明けにプロダクトの仕様とデザインが固まってから、実際にアプリのコーディングを始めたのはデモデーの2週間前でした。一通り形になったのはDemo Dayの直前です。正直、かなりの突貫作業だったので当日のバグが心配でしたが、何事もなく進んでくれました。

――2週間!?すごいですね。アプリがフリーズしたりバグったりすることもなく、かなりスムーズでしたよね。

大浦 ありがとうございます。動くプロダクトは言葉よりも説得力があると思い、なんとかこぎつけました。ぼくが英会話を実演する役だったので、3日くらい練習して当日を迎えたんですが、練習の成果なのかアプリがスムーズに認識してくれたので、「あれは録画だったの?」とあとで聞かれました(笑)。

松野 “間違えて聞き直される”用の画面も用意していたんですが、お見せできなかったのは逆に誤算でしたね(笑)。

もうすぐリリース!iPhoneアプリ『ビジよろ英語』!
マインド・アーキテクト 代表の松野さん

――そもそも、「ロールプレイングを通じて英会話ができる音声認識アプリ」に決めた決定打はなんだったんでしょうか?

松野 機械学習(AI)は、画像やテキスト、音声など、いろいろな学習のさせ方があるんですけど、そのなかでも音声での機械学習はまだまだデータが少ないんです。だから、音声がらみで作ってデータをとりたかったというのが第一にありましたね。

――確かに、何かとっかかりがないと、単に「音声のデータをください」と言うだけでは誰も協力してくれないですよね。

松野 そうなんです。だから、バンダイナムコさんと話し合って、「教育系のサービスであれば音声学習と相性がいいんじゃないか」という話になりました。私は海外生活が長かったのですが、英会話は人と楽しみながら話したり、映画やドラマを通じて覚えてきた経験も影響しています。英会話(音声)を入力することによって、ユーザーは英会話を学べ、我々はデータをとることができる。まさにWIN-WINの関係性がつくれるなと。

――たしかにWIN-WINです!

マインド・アーキテクト 役員の大浦さん

――アプリはいつ頃完成予定ですか?

大浦 今のところ「一般向け」と「法人向け」の2つを作っていて、一般向けのiPhoneアプリに関しては、遅くても6月頭くらいにはリリースできると思います!『ビジよろ英語』というタイトルで、『ビジネス英語によろしく』というDHCさんから出版されている英語学習本のコンテンツを活かした英会話学習アプリです。

――それって、マンガ『ブラックジャックによろしく』の場面を使用した英語学習本ですよね!

大浦 そうです!仕事の人との日常会話や、接待時の会話など、実用的な会話集が入っています。どちらかというと、「英語の読み書きや基礎はできているけど、英会話は不安」という英語中級者向けのアプリになっています。

アプリ『ビジネス英語によろしく』イメージ

物語が進むごとにビジネスシーンで使われる英会話が表示されます。iPhoneの音声入力で英語を実際に発音!すると……

アプリ『ビジネス英語によろしく』イメージ2

AIが音声を認識して、単語間違いや発音を評価してくれるんです。正しい発音の仕方や、舌の動かし方なども音声やイラストで教えてくれるので、めちゃめちゃ分かりやすい!

――法人向けも英語中級者向けでしょうか?

大浦 法人向けはまた少し違いますね。英語のレベルで分けるということよりも、例えば社員研修で使っていただくといった利用シーンで分けられないかどうかを考えています。まだ事業化に向けて試行錯誤している最中なんですが、法人用のアプリには専用のキャラクターを立て、デザインも変更するつもりですね。

キャラデザインのラフ画像

法人向けアプリのキャラデザインのラフ画像。主人公の持田くんはマスコット的なデフォルメでかわいい!

〝壁打ち〟で、英会話のハードルはグッとさがる!
〝壁打ち〟で、英会話のハードルはグッとさがる!

――お二人が考える、「ロールプレイングを通じて英会話ができる音声認識アプリ」の良さを教えてください!

松野 そうですね、とにかく英語を話すためのハードルをさげられるのが1番なんじゃないかと思います。当たり前ですけど、英語は話さなければ話せるようにはなりません。例えば、「バイオリンを弾きたい」と思ってもバイオリンの音源を聴くだけでは弾けるようにはなりませんよね。

――ならないでしょうね……。

松野 英語もそれと同じで、英会話を聞き流すだけで話せるようになるかって言ったら、ぼくはそうじゃないと思うんです。でも、実際に話すためには、英会話教室に通ったりして、生の人間にと会話をしなくちゃならない。結構ハードルが高いですよね。

――個人的にはかなり高いです!しかも、金額も安くないし、通う手間も時間もかかるし……。

松野 さらに、生の人間はどうしても教え方にムラがでてしまいます。優しい先生で、「あなたの言っていることは全部伝わってるよ」と言われたとしても、他の人に通用しなかったら意味がないですよね。その点、音声認識アプリなら、客観的に判断ができるので、かなりフェアなんです。

大浦 もちろん、生の人間と喋ることも大事ですけど、その前の〝壁打ち〟として、最高に良いアプリだと思います!アプリなら、何十回、何百回と同じところを練習しても恥ずかしくないし、ロールプレイングだから飽きずに続けられます。

バンダイナムコアクセラレーター 2019

――4月下旬から、ついに〝バンダイナムコアクセラレーター 2019〟の参加企業募集がスタートしています! 応募を考えている企業にひとことお願いします!

大浦 そうですね……このプログラムは、あくまでバンダイナムコさんのアクセラレータプログラムなのでバンダイナムコさんがもつリソースや経営資源と、自分たちのやりたいビジネスとの接点をしっかり考えて作っていったほうがいいと思いますね。のちのち事業に発展する際には、確実にそこが問われますから。

松野 ですね。でもだからといってバンダイナムコさんに寄せるのではなく、本当に自分たちがやりたい事業を明確にして、とことんやるべきだと思っています。これはアクセラレータプログラムに限った話ではありませんが、「自分たちが何をやりたいのか」は、結局自分たちの中にしか答えはないんです。その意思を持ったうえで、じゃあ周りの方々に協力してもらうにはどうしたらいいか?という発想が大事だと思います。

――ありがとうございました!

英会話学習のハードルをさげるため、着実にプロジェクトを進めているマインド・アーキテクト!3rd Factory編集部は、これからも応援しつづけます!

そして、この記事を読んでくださった起業家のあなた!マインド・アーキテクトに続け~!〝バンダイナムコアクセラレーター 2019〟ぜひ参加してみてくださいね!2019で採択された企業もこれから追っていきますので、お楽しみに!